「師弟登壇・新米サムライの集い 2013」という、cookpad, DeNA, GREE, kayac, paperboy&co.の5社が集まり、それぞれの新卒研修内容を公開するイベントに参加しました。
師弟登壇・新米サムライの集い 2013
2013/10/12 (土) 13:00 - 16:00東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー GREE
師弟登壇・新米サムライの集い 2013
似た趣旨ののイベントは、昨年に「オブラブ 収穫祭 〜若手エンジニア 実りの秋〜」があり、ペパボも参加していました。
「同世代のエンジニアは何をやっているのか?」
「どんな技術を使っているのか?」
「どんな文化を持っているのか?」
今年ペパボに入社し、エンジニア研修を受けさせていただいた僕にとって、他社の様子を知れる貴重なイベントでした。
会場
サムライたちが集う会場の様子
ペパボの柴田さんの日記によると、関係者含めて150名もの人数らしいです
会場でもらったGREE BOTTLE(飲みほして家に持って帰って撮った写真)
発表に控えるPEPABO SAMURAIsの背中
ペパボからの発表
デザイナ・なおめめ
独特の存在感で場の空気をガッツリ掴んだデザイナのなおめめは、ものをつくるたのしさ、またその時に直面した困難について教えてくれました。
「好きにやりなさい」
周りからの声に従っていると、自分がつくったものに責任がもてなくなってくる。 独創性とモチベーションを維持するためにの苦労と葛藤のようなものを感じました。
先生ことデミさんから「好きにやりなさい」と言われた時に、「好きにやること」の意味について考え、「考えないでやること」との違いはなにかを考えたこと。
「好きにやること」と「考えないでやること」のバランスや、「ちゃんと考えた上で、はみ出すこと」について、訥々と、けれど丁寧に教えてくれました。
エンジニア・けおけん
エンジニアのけおけんは、抜群の安定感で、この半年間でつくったサービスや学んだこと、OJTでの取り組みについて伝えてくれました。
「こんな僕でもリリースできた」
けおけんのスライドは、そんな言葉から始まりました。
黒い画面(ターミナル)への苦手意識、Linuxを知らなかったこと、Emacsエディタへの不慣れなど、大学時代とは大きく異なる環境に置かれた不安を語りました。
LinuxやWebプログラミングへの挑戦、先輩たちとのコミュニケーション、”わからない”ことを伝えること、実際にサービスを作った時の体験談など、ペパボ入社後の出来事を丁寧に紹介してくれました。
技術基盤チーム・ひろやんさん
ペパボ技術基盤チームのひろやんさんは、2人の内容をより具体的に説明し、そこにどのようなねらいがあったのかを教えてくれました。
「社員全員で新卒を教える」
これは、ひろやんさんの言葉もそうですが、何より自分が実感していることでもあります。
エンジニア研修が始まった時、新卒3期生エンジニアの席を毎回シャッフルしようということで、シャッフルスクリプトを様々な言語で作っては試してみる、席替えスクリプトが突然興りました。
僕はPerlをほとんど知らない状態でPerlの席替えスクリプトを書きました。いま見ても酷いです。
そのスクリプトを公開した直後、当時まだペパボに在籍されていた@kyannyさんから、社内IRCにGistのURLが送られてきました。
これはいわゆるマサカリというか、OSS界隈ならではのコミュニケーションなのかもしれません。
ただこの時感じた、自分たちが作ったもの・自分たちがアウトプットしたものを会社の誰かが見てくれている、そんな安心感と緊張感が綯い交ぜになった感覚は今も忘れられません。
集いの後で
このイベントで再確認できたペパボの素晴らしさ、などと言うと、自社贔屓に過ぎるかもしれません。
ただ、何も知らなかった自分に多くの知識と経験を与えてくれたのは紛れもないペパボの先輩の皆さんのおかげで、このことはこれからも一生忘れることの出来ない記憶です。
自分がこの1年を通じて教えていただいたことを、次に入ってくる4期生のみんなにも、良い形で伝えられるよう努力していこうと意識できたイベントでした。