glibcのGHOST1対応時のこと。
yumからglibcのCHANGELOGが読みたいんだけど、yum-changelogパッケージ2の使い方をいっつも忘れる。
毎回man 1 yum-changelog
やyum help changelog
で確かめているので、いい加減メモをとろう。
使い方はこう。
yum changelog <date>|<number>|all <package>
この<date>|<number>|all
ってのが自分にとっては曲者で、ここを忘れてyum changelog glibc
とかやっても表示されない。
<date>
は日付指定で、2014-12
なら2014年12月以降のCHANGELOGを検索する。<number>
は個数指定で、指定した数だけCHANGELOGを新しい順に出してくれる。all
はすべてのCHANGELOGを出力する。
GHOSTでいえば、glibcの最新のCHANGELOGが対応パッチだろうということで、yum changelog 1 glibc
してみる。
[hfm@work ~]$ yum changelog 1 glibc
読み込んだプラグイン:changelog, fastestmirror, security
Loading mirror speeds from cached hostfile
* base: www.ftp.ne.jp
* extras: www.ftp.ne.jp
* updates: www.ftp.ne.jp
Listing 1 changelog
==================== Installed Packages ====================
glibc-2.12-1.149.el6_6.4.x86_64 installed
* Wed Dec 10 21:00:00 2014 Carlos O'Donell <carlos@redhat.com> - 2.12-1.149.4
- Fix recursive dlopen() (#1173469).
==================== Available Packages ====================
glibc-2.12-1.149.el6_6.5.i686 updates
* Mon Jan 19 21:00:00 2015 Siddhesh Poyarekar <siddhesh@redhat.com> - 2.12-1.149.5
- Fix parsing of numeric hosts in gethostbyname_r (CVE-2015-0235, #1183533).
changelog stats. 3 pkgs, 2 source pkgs, 2 changelogs
この通り、Available Packagesのところにアップデート可能なパッケージと、そのCHANGELOGが表示されている。 “CVE-2015-0235”はGHOSTのCVE番号なのでドンピシャ。
ちなみにyum update --changelog glibc
とかでも確認できるんだけど、これは意図せずy
押したらアップデートされてしまうので、結構危ないコマンドだと思っている。
こういう目的外の効果を発揮しかねないコマンドは、リスクと判断して、極力使用を控えるのが自分ルールだったりする。